旅猫リポート(2018年 公開)
原作 / 有川浩
出演 / 宮脇 悟 – 福士蒼汰、ナナ(声) – 高畑充希
ナナ役 / 猫種はセルカークレックスの男の子で本名は「トム」
個人的評価 / ★★★★☆
「旅猫リポート」のストーリー
心優しい猫好きの青年・悟(福士蒼汰)に助けられ5年間飼い猫として幸せに暮らしてきた。
ある事情から悟は「ナナ」を手放さなくてはならなくなり一緒に新しい飼い主を探す旅に出る。
なれ合いは禁物のおさわりは貢物と引き換えだ
「オレ」は猫集会に参加する途中で交通事故にあう。
不覚にもあいつ「悟」を思い出す。
呼ばれるように悟は事故現場に現れ「オレ」を救い出す。
悟は「オレ」にとって最高の下僕であった。
「オレ」は「ナナ」と呼ばれるようになった
飼い猫「ナナ」として幸せに暮らしてきたが悟は手放さなくてはならなくなり、新しい飼い主を探すために「ナナ」と親友や初恋の人など大切な人たちを訪ねる旅に出る。
信頼出来る引き取り手として名乗り出てくれたのは、小学、中学、高校、各時代の友人達。
悟と「ナナ」はワゴン車に乗って友人の元を巡る旅をする事になるのだった。
その旅は悟の幼少のころから現在までの人生を時間を追って再確認する旅でもあった。
最初に会ったのは小学校の同級生コースケ
子猫だった「ハチ」をコースケとともに拾うが悟が飼うことなった。
修学旅行中に悟の両親は交通事故で亡くなり母の未婚の妹が悟を育てることになる。
コースケは父親と折り合いが悪く家出した奥さんを呼び戻すためにもいいきっかけだと思い「ナナ」を受け入れるつもりであったが、悟はどうせ猫を飼うなら奥さんと新しい猫を探したほうがいいと思った。
次に悟は中学時代の同級生ヨシミネに会いに行く
茶トラの子猫を拾ってしまい2~3ヶ月待って欲しいと言われる。悟は違う相手に「ナナ」を頼むから大丈夫と断る。
最後に高校の同級生スギとチカコ夫妻に会いに行く
富士山が見える場所でペット同伴可のペンションを経営し猫のモモと犬のトラマルを飼っている。高校時代に悟は用水路に落ちた犬を助けた縁でスギとチカコの二人と親しくなる。
悟は両親が交通事故で亡くなった時に飼っていた「ハチ」は転勤が多い叔母ノリコが引き取ることができず、九州の親戚の家に託さなければならなかった。
ずっと心残りだった悟は「ハチ」に会いに行く旅費のためにスギと一緒にチカコの家の果樹園でアルバイトをするが交通事故で亡くなった知らせがくる。悟は結局アルバイトを続けて「ハチ」のお墓参りに行く。
その後スギとチカコは付き合うことになりそのまま結婚する。
スギとチカコのペンションで飼われている犬のトラマルに「ナナ」がペンションに来るとスギが落ち着かなくなるから帰れと拒否される。
さらにトラマルは悟からはもう助からない匂いがすると「ハチ」に言う。
「ハチ」とトラマルのけんかを見た悟はここでも「ハチ」を預けるわけにはいかないと決心し、最後の旅・北海道の叔母ノリコの家に向かう。
「吾輩は茶トラ猫である」の猫の思い出
私は林に面した7軒ほど並んでいる貸家に15年ほど前に住んでいたことがありました。
林と家並みのを挟んだ歩道は幅1mくらいで通勤はその道を利用していました。林の中を抜けると近道でしたがカラスが多く特に夜は気味悪いのでほとんど私は利用しませんでした。
平日は夜9時前後が帰宅時間でした。
ある日、帰り道に林となる一番手前の切り株に茶トラ猫が置物のように座っていました。
私は「トラちゃん」と呼ぶと返事をしてくれましたそれ以降時々私が帰ってくるまで待っていてくれて玄関先まで送ってくれるようになりました。そのあとは堂々と薄気味悪い林に入っていきました。
休日の昼間「トラちゃん」の偶然飼い主と会いました。「トラ」と呼んでいました。
その飼い主の奥さんから聞いたところ、子猫の「トラ」が玄関から訪ねて来て娘さんがせっかく来たのだから飼うと言ったことがきっかけで飼い主になったとか。
その時に「トラを差し上げましょうか?」と言われました。
会社でその話をしたら男性社員たちに貰えばと言われましたが…
私はやめとくと即答!彼らはなぜと聞くので私が汚いもんトラちゃんというと
彼らに口おそろえてヒデ~と私は人格を疑われました!
「トラ」は昔ながらの放し飼い状態でドラ猫感丸だしで、大きくて強うそうな野良猫のようでした。
ご主人がゴルフの素振りの練習に林に行くとき堂々とした歩き方でついて行きます。
本当に気ままに飼われている様子でした。