一番最初にニュースを見たときに感じたのは…なぜ職員の手続きミスとはいえ24歳の男性1人に送金したのか?
そんな凡ミスってあるのか不思議です。
また、間に入った金融機関の担当者は、当時何も疑問に思わなかったのだろうか。
私は長年会社員をしていましたが会社ではたとえ10円のことでも経理の人にうるさく騒がれました。
町役場は危機管理能力がなさすぎなのでは
確かに「誤送金」を返却することは当たりまえですが、
たとえ、のどかな町とはいえ公務員の方はそんな失敗を許されると思っているのでしょうか。
手続きに直接かかわっていない町長が頭を下げただけで許されるのだろうか?
昔の言葉で言えば…役所が『たるんでいる』のではないでしょうか。
むしろインタビューに答えている町民のほうが現実的と感じました。
公務員は約束されたお給料・ボーナス、勤めあげれば退職金に老後の不安が少ない年金もあります。
まじめに働きながらも先行きが不安の一般人がどれほど多いのか知ってほしいです。
大学時代の先輩が若いころ残業で深夜の帰宅になったとき、アパートの部屋の前で男性が数名待ち構えていたそうです。銀行振込み500円くらいの金額ミスの件で銀行員たちが訂正するために通帳をいったん預かりたいと言ってきたそうです。
返金手続きのときなぜ職員のみの同行だったのか?
町長・副町長・銀行員・弁護士・警察官が同行でしょう。
貧しくも良き昭和の子供時代
私たちが子供のころは周りにお金持ちはあまりいなく、どこの家もほどほど貧しくお金の価値は分からない子供時代をおくりました。
私たちが子供のころの普通の家庭が今は少なくなってきたと思います。
シングルマザー、シングルファーザーの家庭や両親と同居ができない事情がある子供も珍しくありません。家庭の事情で高校までしか行けない人もいます。
不景気が続き「持っている者」「持たざる者」の差が大きくなり、子供も自分の家庭は「持たざる者」の生活と自覚する時代となりました。
給付金4,630万円誤送金を受けた24歳の男性
24歳の男性は私の周りにいる青年たちとは少々違う人種のようです。
山口県阿武町のお人よしの町役場は運悪くたまたま良識のない「24歳の男性」に当たったのでしょう。
しかしながら、昭和時代の「のどかで常識のある人間」ばかりの町でいままでやってこれたことは幸でもあり、不幸でもあります。
そろそろ令和にタイムスリップしてください。
町役場は誤送金の事件では一番責任があります
会社員として勤めを辞めて10年ほど経過しましたが…
転職が多く様々な会社のお世話になり見てきた事柄の中には、「赤字」「経理業務でのミス」「社員の窃盗」などのお金に関しての責任は直接の上司・役員・社長に課され、給与カット数か月~半年の20~50%の弁済することに遭遇したこともありました。
私の中では仕事をしていくうえで最悪の状態を想定して仕事をしていくことは身についています。
それが社会人が仕事をするということだと思います。
更に言わせていただければ、犯罪にかかわる可能性のある若い男性に「呼び水」を与えて犯罪者にしてしまったことへの重大さを実感していただきたい…
少子化の時代に入り日本人の意識が徐々に移り変わり、カルチャーが違う外国人が移住してくるようになってきた現在、古き良き昭和の日本ではないことを肝に銘じる必要があるということです。
まとめ
誤送金4,630万円を持っていても一生逃げ通せる金額ではないし、そうなればあと「0」プラスでしょう。
もし、郵便箱に誰のか分からない「10万円」が入っていたとしたならば、警察に届ける日本人はいったい今、どのくらいの割合でいるのだろうか。