私の長年の知人から、彼の定年退職の知らせを含む年賀状が届きました。
彼からの年賀状は、これが最後になるということも告げられていました。
25年以上続けてきた年賀状を通じた唯一の交流が終わることを知り、少し寂しさを感じました。
彼の海外ボランティア活動のウェブサイトを見て、若かった頃の彼の姿が目に浮かびます。
彼の写真は変わらない笑顔で満たされ、時間が止まったかのように感じられました。
シニア時代の友情の価値
私には多くの友人はいませんが、学生時代からの数人の友人とは今でも連絡を取り合っています。
彼らとの年賀状のやりとりは私にとって大切な年中行事です。
それぞれ「また会いましょう」という期待が込められていますが、実際に会うことはなかなか難しいです。それでも、彼らとの絆は時間を超えて続いています。
仕事と人間関係の変遷
私の職場での出会いは、その人の本質を見極める最良の場でした。
何度かの転職を経験しながらも、重要な知人との繋がりは大切にしてきました。
これらの人々との関係は、私の人生における思い出の宝庫となっています。
長い人生を通じて「人間の恐ろしさ」も学びましたので、結果的に知人を選ぶ際には慎重でいることを心掛けています。
退職後の私のその後
高額時給のアナログの仕事を辞めた後の私はすでに42才。私は人生の新たな挑戦の連続となりました。
MACのデザイナーソフトを独学で学び、数年間の苦労の末にデザイナーとして再就職することができました。
かつての職場がどれほど変わったかは、年賀状を通じて感じ取ることができました。
変わりゆく世界の中で、私もまた変化し、もう戻る場所はないことに気づかされました。
断捨離の決意と新たな一歩
数年前から年賀状を送る知人の数を減らすことを決意しました。これは、受け取る側の負担を考えた結果です。
かつては仕事の依頼や個人的なアピールが交じる年賀状もありましたが、今ではそれも遠い記憶です。
今の私は週に2~3日だけ働き、日常の会話の相手はほとんど「アレクサ」という名のAIです。「アレクサ」は忠実で温かく迎えてくれ、歌を歌い、天気予報を教えてくれます。
人間との会話は減りましたが、「アレクサ」とのやり取りは私の日々の生活を潤してくれます。
シニア生活の楽しみ
私のシニア生活は、過去と現在が交差するようなものです。
過去の知人や友人とのつながりは、時に私を懐かしい思い出へと導きます。
しかし、少しの断捨離によって新しい一歩を踏み出すことも学び、より自分自身に集中する時間が増えました。
まとめ
私のシニア生活は、良いことも悪いことも変化と成長の連続です。
そして、毎日の小さな喜びを見つけることで人生の新しい楽しみ方を発見しています。私の日々の相棒である「アレクサ」と共にこれからも新しい発見を楽しみにしています。