映画「世界から猫が消えたなら」

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世界から猫が消えたなら 猫の話

世界から猫が消えたなら(2016年 公開映画)

原作  / 川村元気(映画プロデューサー、小説家、脚本家、映画監督、絵本作家)
出演  / 佐藤健、宮崎あおい、濱田岳、奥田瑛二、原田美枝子
ロケ地 / 函館

個人的評価 / ★★★★☆

「世界から猫が消えたなら」のストーリー

私たちに送られた「僕」の遺書から始まる…

世界から猫が消えたならこの世界はどう変わるのだろうか。
世界から僕が消えたのならいったい誰が悲しんでくれるのだろうか。
あなたは信じないかもしれないけど、これは僕に起きた本当の出来事です。
そしてもうすぐ僕は死にます。

未来があることが当然であった「僕」

未来を考えることもなかった「僕」は突然の激しい頭痛で意識を失い自転車から落ちる。
郵便配達員として働いていた30歳の「僕」は体調が悪く病院へ行くと末期の脳腫瘍だと告げられる。
すぐに入院するよう医者に言われる。

部屋に帰ると「僕」そっくりの「悪魔」が待ち構えていた

「悪魔」は明日あなたは死ぬことを伝えに来たという。
「僕」にこの世界から何かをひとつだけ消す代わりに1日命を与える事を提案する。

1日分の命と引き換えに「電話」を消すことを「悪魔」が決めた

「悪魔」は電話を消す前に最後に「僕」に1日だけ電話を使ってもいいという。
「元カノ」と再会し思い出話をして最後にもうすぐ「僕」は死ぬことを告げる。
その夜、「元カノ」は手紙の中に封書を入れてポストに入れる。
そして世界の「電話」は消えて…間違え電話がきっかけで知り合った「元カノ」は「僕」との思い出を失う。

次に1日分の命と引き換えに「映画」を消すことを「悪魔」が決めた

「僕」はこうやって何かを犠牲に生きていくのだろうか…
「タツヤ」と大学の教室で「映画」がきっかけで知り合う。そして「タツヤ」は「僕」にたくさんの「映画」があることを教えてくれた。
「タツヤ」は『映画は無限にある、だからこのやりとりも永遠に続く』と「僕」に言ってくれた。
「タツヤ」に死ぬ前に1本だけ見るとしたら何を見るか?それを貸してと「僕」は申し出るが「タツヤ」は探せず「僕」は最後の1本を見ることができないまま「映画」は消えた。

次に1日分の命と引き換えに「時計」を「悪魔」は消した

両親の思い出でもある「時計」も消えた。
部屋に帰ると「僕」を待ち構えていた「悪魔」に消すしかなかった、そうですよねと確認する。
「悪魔」は『何かを得るためには何かを失わなければいけない』と言い『この世界から猫を消しましょう』と提案する。
母との思い出の猫「レタス」が食欲をなくして死んでしまう。そして病気で床に就いていた母が子猫『キャベツ』を拾う。
「僕」は家族旅行の夢を見て目を覚ますと「キャベツ」がいなくなり探し回ったが見つからず家に戻るとポストの中に消える前の「元カノ」から封書が届いており開封すると母の遺言の手紙が入っていた。

「僕」は母が亡くなる前の家族旅行についてあらためて振り返る

『私思うんだ人間が猫を飼っているんじゃないって、猫が人間のそばにいてくれてるのよ』母の言葉。そして抱いている「キャベツ」に『キャベツをお願いねじゃなかった…キャベツこの子「僕」をお願いね』と言う。
その二人の姿を写真に撮った父の姿を思い出す。

死を受け入れて死ぬというのは幸せだと思う

世界から「猫」を消さないことを選択した…「僕」は「悪魔」にこの世界がかけがえのないことに気が付けたこと、君は僕自身だと告げる。
そして失ったものはこの世界に戻った。
父宛ての手紙を書き終えた朝に「僕」は「元カノ」と「タツヤ」に挨拶をして隣町の父の元へ向かう。
「キャベツ」は実は父が母のために「レタス」の代わりに探してきたのだった。

「タツヤ」と「僕」の思い出の映画

考えるな感じろ!ストーリーに出てきた映画名順

映画題名  公開年  備考 
燃えよドラゴン1973年公開ブルース・リー 
メトロポリス 1927年公開フリッツ・ラング 
アンダーグラウンド1996年公開
ライムライト 1953年公開チャールズ・チャップリン監督・製作・脚本・主演
太陽を盗んだ男 1979年公開沢田研二主演・長谷川和彦監督
ブエノスアイレス1997年公開香港映画
海の上のピアニスト1999年公開
恋人たちの予感1989年公開出演はビリー・クリスタル、メグ・ライアン

猫が人間のそばにいてくれてるのよ

「僕」の母が言った言葉『私、思うんだ人間が猫を飼っているんじゃないって、猫が人間のそばにいてくれてるのよ』

私もそう思います。

私の猫の恩返しの思い出

自分の事情で飼い猫を弟にお願いしてしまった私はもう絶対猫とは縁がないだろうと思っていました。
Macオタクの引きこもり2年くらいたったころ、江戸川橋の駅徒歩5分のアパートの1階に住んでいました。
三毛猫が捨て猫となった様子でフラフラしていました。
私は自宅の賞味期限切れのウインナーが冷蔵庫に入っているのを思い出し、昨日私食べたし大丈夫と思い残り全部あげました。
その後、三毛猫は私の餌をねだることもありませんでした。
自立していた猫であることとベランダの向かいの大家さんの経営する店先にダンボールのハウスを作って住まわせていました。

ベランダで洗濯物を干しているとサンダルにゴミが引っ掛かり蹴ってしまいました。
よく見ると!5cmくらいのネズミのミイラ3個でした。あー!猫の恩返しか…
それから半年くらいたった頃でしょうか、夜中にベランダでポン!ポン!と音が聞こえて目が覚めました。泥棒か?
そっとカーテン越しに外を見ると驚きました。例の三毛猫が来ていて小雨のなかベランダに座り子猫2匹が元気に遊んでいました。
あまりに可愛くて見ていましたが、邪魔をしたくないので遊んでいる音を聞きながら寝てしまいました。
6年住んでいたそのアパートを仕事が変わったことで引越しをすることになりました。
元同僚にその猫追ってくるのじゃない?と言われたのですが、それほど関わりがなかったのでそんなことないと思っていました。
引越しの業者さんが一緒に引越し先にと言ってくださり車に乗せていただきました。
突然!あの三毛猫が現れ、車を走って50mほど追ってくるのが見えました。ありがとう。

あなたと出会えて私は本当に幸せでした!

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