Adobe Creative Cloudはこれまでプロ志向のクリエーター必須のツールでした。
しかし今回の値上げで、フリーランスにとっては固定費として大きな負担に。
安定しない案件収入の中で生き残るには、Adobe依存からの脱却や契約見直しが必要です。
この記事では、具体的なコスト削減方法と代替ツールを分かりやすく紹介します。
Adobe CCの値上げは“生存問題”
個人向け「コンプリートプラン」は2025年8月1日以降「Creative Cloud Pro」に改称。年間契約(月々払い)は9,080円/月(税込)です。
今後も為替やAI機能追加での値上げが予想され、特にフリーランスには大きな経済的負担となります。
コスト削減のための5つの方法
① 必要ソフトだけ単体契約に切り替える
- PhotoshopやIllustratorなど、よく使う2〜3本だけを契約
- 一般的な単体アプリの月額料金は 約 $23/mo(約 3,600円前後) から
- 例:Photoshop単体+Affinity DesignerでIllustrator代替
② Affinityシリーズに乗り換える(買い切り型)
- Affinity Photo → Photoshop代替
- Affinity Designer → Illustrator代替
- Affinity Publisher → InDesign代替
- 買い切りで1万円以下(セール時はさらに安い)
- 年間更新料ゼロで長期的にコスト削減可能
③ 無料&オープンソースを活用
- GIMP → 画像編集
- Inkscape → ベクター制作
- Krita → イラスト・ペイント
- DaVinci Resolve → 動画編集(無料版でも高性能)
④ Adobeの稼働時間を短縮
- 生成塗りつぶしなどAI機能を活用
- テンプレートやプリセットで作業時間を削減
- 制作時間短縮=実質コスト削減
⑤ チーム契約や割り勘
- 制作仲間で法人契約し、規約内で費用分担
- 必ずライセンス範囲を確認
実践例:コスト削減モデル
- 画像編集:Affinity Photo(買い切り)
- ロゴ制作:Affinity Designer
- Adobe利用:【Premiere Pro】 の個人向け単体プランは $22.99/mo(およそ 約 3,600〜3,800円/月)です Adobe。
- 合計:約4,000円/月(年間5万円以上の削減)
まとめ:道具よりスキルと価値
Adobe CC値上げは「道具に縛られない働き方」を考えるきっかけです。
固定費を抑えれば、その分新しい案件開拓や生活の安定に資金を回せます。
まずは、自分の制作環境を見直してみましょう。
補足:AI機能付きプランの登場と値上げの背景
一番大きな変更点:2つの新プランに分かれる
これまでの「コンプリートプラン」が廃止され、AI機能の利用範囲に応じて「Pro」と「Standard」の2つのプランに分かれます。
価格: 月額6,480円となり、従来のコンプリートプランより月1,300円安くなります。Creative Cloud Pro:従来のコンプリートプランの後継となる上位プランです。特徴: 生成AI機能が大幅に強化され、通常生成AIが無制限で使えるほか、動画・音声生成といったプレミアム生成AI機能も利用できます。価格: 従来のコンプリートプラン(年間プラン月々払い)が月額7,780円だったのに対し、新プランは月額9,080円に値上がりします。(月1,300円の値上げ)
Creative Cloud Standard:生成AI機能が制限される代わりに、価格が抑えられたプランです。特徴: 従来のデスクトップアプリ(Photoshop, Illustratorなど)は使えますが、生成AI機能が月25クレジットまでに制限されます。
結論として
単体プランは実際は 約3,500〜3,800円/月 のケースが多いです。
プラン変更や更新時には、Adobeアカウントから“Manage Plan”で最新価格を確認すると安心です。